1. |
アディオス / Adios
04:10
|
|||
千年の断章を閉じ
ああ憂える弁士 うなだれ
はしゃいでは まろびつ落ちる
ああヒト科の晩夏 終章
罵詈 喝采 罵詈 喝采
アディオス 順風 多難 イリュージョン
晩年を悔恨に染め
ああ怯える尊師 号泣
叫んでも奇跡は来ない
ああ長者の跋扈は連綿
罵詈 喝采 罵詈 喝采
アディオス 順風 多難 イリュージョン
雨 雨 清廉の
空 空 高潔の
行こう キミが住む 如実の街 家 家 家
アディオス 置いて行こう悲劇の遺影
煌々と燃え上がる塔
ああ驕れる人士 逃亡
荒んでもキミはまだキミ
ああヒト科の本義 堂々
罵詈 喝采 罵詈 喝采
アディオス 順風 多難 イリュージョン
雨 雨 清廉の
空 空 高潔の
行こう キミが住む 如実の街 家 家 家
アディオス 置いて行こう悲劇の遺影
行こう どこかでは 荒んでもキミはまだキミ
アディオス 濡れて行こう 清廉の雨
|
||||
2. |
||||
サテライト サテライト
歪みはまだ庭に咲く朝顔のよう
つまづき つまづき 一人アヴァター・アローン
雪崩が雪崩が 胸の奥の古で鳴り止まぬ日々
サテライト サテライト 久しく応え無く
感嘆符の雨降る道を来た
惨憺たる履歴は誰のため?
サテライト サテライト
歪みはもう円を描く虹の輪のよう
転びつ 転びつ 道にアヴァター・アローン
熾烈の熾烈の極みの朝 機は何時熟すかと問えば
サテライト サテライト 無情に答え無く
転倒する数だけ歳を経た
錚々たるリスクは何のため?
アヴァター・アローン 機はまだ遠い ただ生き延びよ
アヴァター・アローン 夜は深い 暫時逃げ延びよ
アヴァター・アローン 雨は強い 順次乗り越えよ
サテライト サテライト
歪みはもう満天のオーロラのよう
見上げる見上げる 道にアヴァター・アローン
序列の序列の鳥に託すサインは「迎え要らぬもう」
サテライト サテライト 応えは要らぬもう
感嘆符の雨降る道を来た
惨憺たる履歴は誰のため?
アヴァター・アローン 機はもうすぐ ただ生き延びよ
アヴァター・アローン 機はもうすぐ ただ生き延びよ
アヴァター・アローン 機はもうすぐ ただ生き延びよ
|
||||
3. |
||||
過去が凍る ああ 縁石のひびの奥
時が通る ああ めいめいは願い
明日までは遠すぎると尽き
無情 雲をつき ああ 夢にさえそびえ立つ
ヘリが通る ああ 蒙昧の空を
キミまでは遠すぎると尽き
異種を誇る「時」があり
霧は無い ただ夢と刻む
月が通る ああ見えずとも異種の空
時が凍る ああ めいめいは起きよ
明日まではキミ次第だと
異種を誇る「時」があり
壁は無い 見よ虚無と刻む
|
||||
4. |
MURAMASA
04:15
|
|||
精錬の鉄の匂い
空までも夢魔の雲海を切る
蹂躙に日々は砥がれ
狂おしく醒めた妖刀のよう
道に不動の姿写し絵
古き奥 キミの影
晴天の風の匂い
海までも修羅の鬼火を呑む
妖艶に意思は目覚め
麗しく凍る刃のよう
道に不動の姿写し絵
古き奥 キミの影
立て写し絵の影
まとわる日々に刃を否を
呼べよ互いの名を
連なる秘儀の刃よ意思よ
修練の花の匂い
夜さえもキミの影を知る
急転に惑う夢魔は
声もなく息吹く妖刀知らず
道に不動の姿写し絵
古き奥 キミの影
立て写し絵の影
まとわる日々に刃を否を
呼べよ互いの名を
連なる秘儀の刃よ意思よ
立て写し絵の影
まとわる日々に刃を否を
呼べよ互いの名を
連なる秘儀の刃よ意思よ
|
||||
5. |
Wi-SiWi
03:25
|
|||
Wi-SiWi起きろ外道
腐れムーンは錆びの色
Wi-SiWi 沈む夜は
麗しの調べを隠さず
サッと目覚めよ 影が来て祝うよ 幸い
Wi-SiWi起きろ外道
腐れムーンは ああ
Wi-SiWi 笑え邪道
胸に澄む正道で
Wi-SiWi何処へも行け
シナプスは誰にも渡さず
ハッと躍れよ 驚愕の履歴で Wi-SiWi
襲い掛かるほど愛を届けよう
砂のナノまで惜しみなく
起きろWi-SiWi月は錆の色
塵や芥のハグのよう
Wi-SiWi起きろ外道
ヤバいトーンの風が吹く
Wi-SiWi 捨てた夢も
麗しの調べをやめない
サッと目覚めよ 影が来て祝うよ Wi-SiWi
怯えあがるほど愛を届けよう
胸の瓦礫へ淀みなく
起きろWi-SiWi月は錆の色
砂利や枯葉はグルのよう
|
||||
6. |
||||
ジャンキーから神へのロープウエイは火だるまで
シャンバラの峠はデリバティブ行き
声を聴け 地球の朝の
危機さえ耽美壮麗
回路OFF 回路ON
ヒューマンの原理は ファンドの不燃ごみ
ヒューストンの快挙はクロマキーでOK
声を聴け 宇宙の朝の
危機さえ耽美壮麗
回路OFF 回路ON
急げよ類無き回路は今も開く
生成消滅の火花を散らして
万事に繋がれたハイウエイでキミを見たよ
生成消滅の光の姿で
リスキーなゲームで地球は大惨事
レスキューのロープをバイトが 引く
声を聴け ヒト科の朝の
危機さえ耽美壮麗
回路OFF 回路ON
急げよ類無き回路は今も開く
生成消滅の火花を散らして
万事に繋がれたハイウエイでキミを見たよ
生成消滅の光の姿で
急げよ類無き回路は今も開く
生成消滅の火花を散らして
|
||||
7. |
||||
夜更けにそびえるタワーから
無知に慈悲の法が降る
見よ幸いは岩のごとくあり
並んだ悲劇の虚妄から
意味は剥がれ とうとうと
見よ退廃は位牌となり
未来の灯を消す呪詛を蹴り
見えたキミは 煌々と
見よ幸いは岩のごとくあり
連なる受難の投射絵の
意味は剥がれ早々に
見よ改修は異種の夢で成り
遠く来て思い出す
賢く呼ぶ淡い声
有り得ぬと捨てられた
何もかもにキミを見る
行く手を偽る道しるべ
いずれ同じ心像の
見よ退廃は位牌となり
重なる奇跡の証左さえ
キミの影にたじろぐ
見よ幸いは岩のごとくあり
遠く来て思い出す
賢く呼ぶ淡い声
有り得ぬと捨てられた
何もかもにキミを見る
遠く来て思い出す
賢く呼ぶ淡い声
有り得ぬと捨てられた
何もかもにキミを見る
|
||||
8. |
||||
プラチナの声 ケイ素の眼差し
プルートの嵐で竜胆とリンクする
火事場のサリー 火事場のサリー
カタストロフで はっ!
いつも逢えるよ
ランランララランラン
瑠璃の仕草 チタンの微笑み
クレーターの雪崩でだんだん白くなる
火事場のサリー 火事場のサリー
カタストロフで はっ!
いつも逢えるよ
ランランララランラン
バリアには「愛」と描き
裸足で氷の橋通る
バリアには「愛」と描くよ
ダイヤには何もせず
裸足で氷の橋通る
キミの声をいつも盗み聞き
シュレッダーの隙間で
だんだん美女になる
火事場のサリー 火事場のサリー
カタストロフで はっ!
キミを見てるよ
ランランララランラン
バリアには「愛」と描き
裸足で氷の橋通る
バリアには「愛」と描くよ
ダイヤには何もせず
裸足で氷の橋通る
|
||||
9. |
||||
賽は今投げられた
ああ クライマー クライマー
断崖を行く
倍の命さえ賭け
ああ クライマー クライマー
無き岩に立つ
遠く開闢を嘘に染めて
そびえ立つ悪夢へ
死よりなお悪辣と
ああ クライマー クライマー
停滞を撃つ
罪に誰滅ぶかと
ああ クライマー クライマー
HEAVEN を捨てた
ああ 野火のごとき威嚇の風
有りもせぬ報いへ
登れなお高く
処刑のごとくにそびえる
虚ろな断崖の頂上へ
叫べ声高く
愚弄の砦の頂に見える
全てを見たままに
空は邪気に仕えず
ああ クライマー クライマー
怯えは罠と
胸に唯一の虚無で
ああ クライマー クライマー
脅威をくじく
一切は牢で生まれた夢
荒れ狂う嵐絵
登れなお高く
処刑のごとくにそびえる
虚ろな断崖の頂上へ
叫べ声高く
愚弄の砦の頂に見える
全てを見たままに
飛べよなお高く
流刑の憂いに忘れた翼
力得よ無傷のまま
叫べ声高く
愚弄の砦の頂に見える
何もかも幻と
|
||||
10. |
||||
何度も落ちる人を見た
明日は花と今日を死に
肉の腕とカロリーで
鉄の茨 削る声
そら ワッセーラ エーイ
そら ワッセーラ エーイ
そら ワッセーラ エーイ
そら ワッセーラ エーイ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
急かず手抜かず
だんだん切れ だんだん切れ
明日へ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
覚えた技で
だんだん切れ だんだん切れ
明日は華よと
願掛けて行く断崖で
胸の調べ蹴散らす
叶うまでは死んだ日と
鉄の茨 削る声
そら ワッセーラ エーイ
そら ワッセーラ エーイ
そら ワッセーラ エーイ
そら ワッセーラ エーイ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
急かず手抜かず
だんだん切れ だんだん切れ
明日へ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
覚えた技で
だんだん切れ だんだん切れ
明日は華よと
空を見ろと聞こえた
胸の声の束の間
天高く行く人を見た
思慮の羽で飛ぶ声
空の星座へ 空の星座へ
空の星座へ 空の星座へ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
胸をこじ開け
だんだん切れ だんだん切れ
キミへ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
思い出す力で
だんだん切れ だんだん切れ
キミは華よと
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
胸をこじ開け
だんだん切れ だんだん切れ
キミへ
鉄はだんだん切れ だんだん切れ
思い出す力で
だんだん切れ だんだん切れ
キミは華よと
|
平沢進 / Susumu Hirasawa Tokyo, Japan
Born in Tokyo.
Formed P-MODEL in 1979. He became a leading player of the techno-pop/new wave movement in
Japan.
In 1989, he started his solo career in parallel with P-MODEL (P-MODEL is currently inactive).
Currently, he is mainly active as Susumu Hirasawa solo and as Kaku P-MODEL, a project that inherits the style of P-MODEL.
... more
Streaming and Download help